2010年03月26日

座敷楼−無垢乙女狂育−

明治の御世にあるとある寒村。地主として村を支配してきた嘉納家、その跡継ぎである秋継に一つの転機が訪れていた。家の全てを取り仕切っている婆やが暇を頂きたいと告げたからだ。細々とした言付けの中、最後に蔵の地下に居るモノの世話を頼まれる。忌み子として嘉納家に連なるものが幽閉されているというのだ。初めは恐ろしさから義務的に扉越しに世話をする秋継。しかし、妻との冷め切った仲、だくだくと変わらぬ日々に、扉を開け変化を受け入れてみたいという欲求が募る。か細い声に誘われ扉に手を掛けると、そこには……。    無料体験版ダウンロード