2011年07月29日

正しき姫初め

時は室町。元服を間近に控えた犬飼九平の元に伏姫との縁談の話がもたらされる。九平は城に呼び出され、その縁談の話を父から受ける。相手は、現当主・神余義光の娘であるらしいのだが、父に言わせると『厄介な娘』との事であった。その帰り道で追われていた娘を助ける。娘の名まで聞かなかったが、しおらしく清楚な感じの娘に一目惚れしてしまうのであった。数日前、事前の連絡もなく、縁談の相手・伏姫と侍女のお市とが屋敷に来る。九平と伏姫は顔を見合わせて驚くのであった。先日助けた娘が縁談の相手であったからだ。伏姫は縁談を断りに来たのだが、九平の顔を見て、その話を有耶無耶にして『私に相応しいかどうかを見定めたい』と言い出し、九平の屋敷に逗留する事を決めるのであった。その夜、お市に童貞かどうかと質問され、そうだと答えると、伏姫が見ている前で正しい営みの教育という名目で筆下ろしをしてくれるのであった。次の日の夜、お市に言われるまま伏姫に夜這いをかけ、伏姫の初めてを奪うのだが、そこから将来夫婦となる九平と伏姫との生活が始まるのであった。    無料体験版ダウンロード