2011年11月04日

独占看護

これは始まりでしかない。これからエスカレートしていく自らの行動を止める理性の声はもう届かない。もう明日、いや、たった今死んでしまうかもしれないのだ。先の事を気にして何になる?目の前に差し出された獲物達は、ほっておくにはもったいなすぎる。それに、卑屈に生きてきた自分が、思うまま生きる最後のチャンスでもあった。ふと昼間に会った看護婦を思い出す。優しくて柔らかくて、ふんわりとした笑顔が胸を締め付ける。理想の女性だった。しかし、明日をもしれぬ身で、いったい何ができるだろう?主人公は、この入院中に非道な行動に出るべく覚悟を決めるのだった。    無料体験版ダウンロード