2012年06月18日

鳥籠

死に際の母に、自分の父が、ある砂漠の町で『バットラの旦那様』と呼ばれる権力者“ダンダ・バットラ”であることを告げられた主人公は、彼に会うためにその町を訪れた。ダンダに会い、自分の息子であることを認められた主人公は、彼の屋敷の一部屋に住むこととなる。義理の妹となる生意気な“シャストラ”と純真な“シャクナ”。そしてダンダの若く、美しい妻“ヴィマーナ”。おっちょこちょいなメイドの“ナムチ”。ダンダを取り巻く美しい彼女達からの歓迎(?)を受け、豪勢な館での新しい生活が始まる。だが、彼に割り当てられた部屋は、使用人が使う粗末な部屋。父の真意を確かめようと、ダンダの部屋へと訪れようとした主人公は、巨大な鳥籠の前で悩ましげな──そして、例えようもないほど美しい声を耳にする。程なくして鳥籠から現れた父ダンダは、主人公にその声の主を紹介する。彼女の名は“マーリシャ”。巨大な鳥籠に囚われ、父ダンダが“最も大切な宝物”と呼び、夜な夜な父の陵辱を受けているのが、彼女だった。そして、主人公は父ダンダから、少女の世話をするよう命じられる。食事の世話、散歩、そして入浴の面倒を見るようになるが、ダンダとの情事の時以外には、全く声を発しようとしない彼女に、主人公は疑問を覚える。何故、声を発さないのか。どうして、鳥籠に囚われているのか。そもそも、彼女は何者なのか──?屋敷に住む女性達との交流を深めるうちに、マーリシャに秘められた謎を少しずつ解き明かし──そして、館は宴を迎える──    無料体験版ダウンロード